掘削→吸引→濁水処理

前回、護岸工事中の風景を投稿します、と書きましたので写真を掲載しようと思います。

7月の酷暑が始まり、仮設(足場)・設備の設置と狭隘なスペースで作業して疲労困憊でしたので、とにかく毎日があっという間に終わり、9月も通り過ぎていたように思います。

河川の盛土掘削は土砂よりコンクリート殻や砂利が多くて、人海戦術も酷暑と相まって疲弊するばかりでした。今思えば、こんなに暑い夏は過去にもなかったように思うし、作業員の方々もよくぶっ倒れずに工事を進められたかと。炎天下にさらされて、私も子供の頃以来の日焼けをした日々でした。

現場の状況により盛土部を人力の掘削であったこと、バキューム吸引において、配管内の閉塞が頻繁に発生したことなど、日数も予定より多くかかる状況で機械的なトラブルも発生してしましいましたが、片側の盛土の掘削除去はほぼ完了しました。まだ対岸が残っていますが、これから突貫で作業が進められると思います。

土砂のバキューム吸引について、推進工事で採用している吸引状況と大きく異なる点が、今回の工事で理解できたところです。具体的にはいくつかありますが、中で一番困難な状況にあったのが、水中にある土砂を吸引するということです。
この作業条件でバキューム吸引する時には、

1,吸引後のレシーバータンクの容量
2.吸引先端部分のエアー供給(エアー供給量や圧力)
3.吸引部のノズルの形状
4.先端部分でどのように土砂を吸わせるか 
等々、いくつもの懸案事項があると考えられました。

まだまだ土木工事においては、人と機械の力と多くの経験値なくては工事は成功しないということを痛感しました。工事は継続中ですが、作業員の方々のご尽力と安全を祈念するところです。

掘削・バキューム吸引

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