この夏、現場出動

前回の投稿で推進工事ではない現場対応のことに少し触れましたが、今回は工事の内容についても記載してみます。

この工事は河川の護岸工事で、最終的には河川にある遊歩道を整備することなのですが、橋梁下だけ遊歩道が出来ていないこと、土砂が滞留しているので、先にこの土砂を掘削除去して遊歩道を完成させるという工事です。

橋の橋脚部、右岸・左岸の2か所にこの堆積した土砂が水面よ約1m、水面下約1.5m、幅が約2mあります。これらの掘削や除去作業を現場の状況を考慮して計画すると、機械式掘削(ユンボなど)が困難であることから人力手掘り、除去はバキューム吸引の方法で計画されました。掘削する土砂は砂分・礫・ガラなど不均等でバキューム吸引できない大きさのものまであることから、人海戦術で土砂除去作業にあたってます。

しかも、使用機材は大きな敷地や道路上ではなく、遊歩道の一部のみ。コンパクトな設備でできるだけ多くの土砂排出ができるように考えることが必要です。とても難しい工事であると予想がつきましたが、敷地寸法や掘削場所を視察してレイアウト図や必要な機材を提案して工事を開始しています。

水面から見える土砂掘削の吸引も大変ですが、水中を掘削してる土砂の吸引も予想以上に大変な作業になっています。機材の設置・仮設・実際の機材運転と作業員の皆さんと会話して作業をして、この夏は酷暑の中で汗だくに日焼けにと、未だかつてない日数を現場に張り付いて過ごしました。設備の作動確認や点検作業までトラブルもありますが、多くの近しい方々に機材の使用方法やメンテナンス、トラブル対応に協力していただき、なんとか工事は進んでいます。

現場の作業員の皆さんには、尽力いただき本当に感謝です。ご利用いただいている機材のせいで現場が止まらないように私も現場で動き回っています。正直、営業マンができる能力はしれてますが、工事が成功するために精一杯貢献できるよう頑張っています。

また、このあともこの現場の写真なども投稿をしますので、興味をお持ちいただけるようでしたら読んでいただきたいと思います。

Follow Me!