猛暑続き、ご注意ください!
連日の猛暑。屋外は35℃、いや40℃なんて声が聞こえています。
屋外で作業されている方やスポーツに励む人、室内でも熱中症になることもあるようですので、皆さま、水分補給と休憩をされて、お体にはお気を付けください。
私は営業活動や事務仕事が中心ですが、工場内の軽作業もします。たいした技術者ではないので、簡易的な軽作業ですけど…。それでも真夏の厳しい暑さはさすがに堪えますね。
人間も動物も暑さは堪えますが、機械も炎天下にさらされていれば、突発的におかしな症状が発生します。
推進工事では、地上の設備はほとんどが天日にさらされています。推進工事で共用とされる機器や資材と言えば、元押装置で使われる油圧ユニット・操作盤、滑材注入装置やインバーター盤、分電盤・電気配線などでしょう。”急に元押ジャッキが動かない”、”インバーターの表示がおかしい”、”ジャッキが引かない”など、しばしば夏場は発生しています。油圧ユニットでは作動油を使用していますので、通常の使用方法であっても油音が上昇するので、直射日光によりさらに本体が熱せられて相当な高温状態によるものかもしれません。インバーター制御盤もファンだけでは熱を下げることにならない状態です。しばらく不調の原因を探して機器を休ませていると、復旧されていたということもあります。
これらの機器は、できるだけ直射日光が当たらない場所の設置することが良好ですが、なかなな地上設備の設置スペースが狭いのでレイアウトは難しいと思います。そのような時は、コンパネや葦簀(よしず)で直射日光が当たらないようにしたり、本体や制御盤に取り付けている扉を開放したり、送風を実施する、設備付近の散水などを行っていただけると、突発的な原因不明のトラブルが発生しにくくなると思います。私の経験値ですが、夏場の突発的なトラブルは、気温も太陽も高い昼前後が多かったと思います。さっきまで動いていたのに…って感じです。
高温の時期に発生したトラブルを記載しましたが、現場ではちょっとした工夫でトラブルは防げます。ですが、トラブルが発生すると復旧まで時間を要します。
現場を止めないように、日頃から機器や資材の点検や確認を改めてお願いいたします。