推進ジャッキ(その4)

推進ジャッキについて、3回投稿しましたが、まだまだ書こうと思うとたくさんになりすぎるので、私が思うところをもう少し綴ってみます。

・多段伸元押ジャッキでは、立坑長が7m以下ならば、2段伸ジャッキを坑内に設置することは難しい。3段伸をお勧めします。
・ジャッキ速度を限界まで下げる(10mm以下)にはインバーター制御でも限界がある、数ミリの速度で長時間使用すると、制御機器に負担がかかる。
・油圧ユニットの作動油を入れ替え交換しないと、ジャッキ本体の不調を起こしてしまう。
・推進力の算定は、推力を軽減する係数で極端に低推力の結果になるため、路線の土質区分が変わる場合・逸泥が予想される土質・長距離施工・曲線数が多い場合は、算定結果を再考したほうが良い。
・不測の事態を予想して、費用がかかっても中押ジャッキの設置をお勧めします。
・油圧ユニット・操作盤を立坑下に設置する場合は、水没に注意を払いましょう。

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