定時総会

毎月更新の投稿を怠ってしましました。失礼いたしました。

今回は、工法協会で開催される定時総会について投稿します。

推進工法において、中大口径の泥水式・土圧式・泥濃式はもとより、小口径では多くの推進工法の団体(○○工法協会)が推進工事の専業者・製造メーカー・代理店を集結させて運営しています。私がこの業界の仕事を始めた頃でこのような工法協会が50~60くらいあったと思います。最近では過去から衰退(言い方悪いかもですが)していった工法もあれば、新たに工法協会を立ち上げている団体もおられます。小口径推進では30~40団体、中大口径推進における泥濃式に分類される工法協会は、私の知る限りで11団体あると思います。


これらの工法協会は、年に一度定時総会を開催して協会の運営状況の報告や次年度の活動について協議します。この工法協会は主幹企業が発起し会員を募り、工法の発展・普及、設計・積算対応を目的として非営利団体として活動しています。よって、運営に関わる費用を会費として徴収し関連する資料の作成・展示会出展・広報活動などを実施しています。表題にしました定時総会は、4月~7月頃に開催されているようで、1年の活動報告と活動費用の会計報告、同様に次年度の活動と予算を主幹企業が事務局として立案・報告します。会員企業の承認を得ることにより協会運営を進めている、ということになります。

私もこうした協会運営の業務をしながら、本業の営業マンもしていましたので、このような定時総会でどのようなことをし、○○工法の広報活動を行い認知度を高め、協会員の相互の協調を促し、発展的な協会運営を進めてきました。中には会員同士の見解が合わずに紛糾するケースもあるようですし、事務局の運営は重要なファクターになると思います。その中で、定時総会という年一の会合ですが、協会員の不平不満のなきように活動する方向区の場ですのでとても重要な1日になります。定時総会前は、資料の準備から会計書類まで時間をかけますし、協会員全社が理解と納得してもらえる運営を進めています。

4月にとある工法協会の定時総会に出席させてもらいました。私は定時総会の進行もしていましたので、なにか懐かしさと若い方が進行している姿を拝見し、次の世代に引き継がれていく活動を嬉しく思いました。こうした工法協会は認知度・設計採用・実際の施工での使用が少ないと名称は残っても活動していないように見受けられますし、何にせよ、工法協会の広報活動はとても大切な位置づけであり、関わる担当者の方々は本業と並行して実務を進めているので苦労は絶えません。

どうぞ、○○協会員の皆様、工法協会の事務局の担当者の見えない不断の努力があることをご理解いただければと思う次第です。

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