推進ジャッキ(その2)
推進ジャッキと言っても、現場でジャッキを使用するには、ジャッキ本体・油圧ユニット・操作盤・油圧ホース・押輪・ストラット・推進架台・支圧板等々、多くの設備と準備が必要です。また、実際に使用する前には、発進(スタート)から到達(終点)までどれくらいの推進力が必要か計算して、ジャッキの装備を選定します。この時点でも、簡単な工事ではないことがご理解いただけますね。昨今は、発進から到達まで500mや1000mを推進工法で工事されています。この推進ジャッキでヒューム管を押し込む推進力を日々管理することで、到達を迎えることができると思うと、関係者の方々のご苦労は計り知れないです。ヒューム管は、直径80cm(φ800mm)から3m(φ3000mm)とサイズがいくつもあるので、この推進ジャッキはこの管の大きさでも使用本数が異なります。考えることがたくさんあって、仕事するたびに楽しくなります。