今年スタート1発目の

推進工事に関わるお仕事をさせていただいておりますが、新年早々から現場の施工検討会に
参加させていただいた際に、掘削残土の貯留槽のお話しをいただきました。

昨年の8月に「排土貯留槽」について投稿しましたが、今回の検討会では呼び径φ900mmの
泥濃式推進工で使用する排泥貯留槽と清水槽です。
掘進機の掘削外径がφ1,150mm前後ですので、
1.15m×1.15m×3.14/4×1.5(=作泥量分の割り増しとして)≒1.6㎥が1mあたりの掘削排土量になります。

1日に6~7m進むくらいの掘進速度を予定しているので、
1.6㎥×7m=11.2㎥が1日の掘削排土量になります。

バキューム車での排出を考えれば、20㎥のタンクで充分に1日分の排土量を貯留槽できますが、この現場では貯留槽が立坑付近から離れていることやバキューム車の往来などで想定外のこと起きうるだろうと踏まえて、余裕を持って20㎥タンクを2台設置することになりました。掘進速度が上ることがあったりしますし、貯留槽の容量が大きいに越したことはないですね。
また、清水槽の容量検討も受け、作泥材(マシンより先端に送泥する材料)と真空排装置に使用する清水のスットック用として4㎥貯留できるタンクの準備を提案しました。

施工は3月くらいの予定ですが、整備点検をしっかりして納期遵守で進めていこうと思います。

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