小口径推進・中大口径推進(その2)
実は…
先日、私の誕生日でして、52才のおじさん…
猛暑でしたが穏やかな1日でした。
では早速、投稿に。
小口径推進の現場です。今回は発進立坑が道路上に無い、特殊な条件で施工されています。呼び径300mm、推進延長L=40m前後を推進していますが、先導体2台~3台を同時に押しています。小口径推進は地上の設備も小さいですが、先導体を含め、慎重な作業が多い工種です。小さな先導体内部から接続する動力ケーブル・油圧ホース・送泥ホースの接続に不備があれば、あっという間に推進不能に陥ります。推進が開始したら直すには先導体を発進側に引き抜き、やり直し(再発進)になります。
掘削を開始する準備(段取り)にまず精神集中される、この作業時間が早いと20~30分です。3~4名が手分けして資材運びや配線接続をする姿は、男前でしかありません。それから本格的に推進(掘削)が始まります。先導体を運転する人や地上設備を稼働させ送泥材や滑材を作る人、測量する人、数人のチームが役割分担され作業しています。
小口径推進の普及した理由は、このようなチームの施工がストイックなことによるもので、只今猛暑の中ですが、改めて敬服いたします。